カテゴリー: 一人ごと

「じゃぁ、行ってくるぜ」 「あなた、何回でも耐えるのよ」 「てやんでぇ、わかってるよー」 こうして男はノスタルジー漂う後ろ姿を残し 採血室に入って行くのであった。 (ベテランの看護師さんに当たりますよ…

顔洗って居間に行ったら珍しくカミサンが起きてきた。 「おはよう」 カミサンが寝ぼけ眼で 「貴方って、しなびた木みたい」って、 言った。

柿食えば~鐘がなるなる法隆寺 正岡子規 うーむ 餅食えば~ピーポーピーポー救急車~ 「あなたー、あなたー」 さっきから何だよ、いい句出来そうなのに 「確認してから入ったらー、トイレットペーパー」 (あ…

満ちたりしときは気だるく身は火照り 床に入りても静まり難し

(うーむ、幸せとは……) カミサン「あなた、難しい顔して。またどうでもいいようなことを考えてるんでしょ」 「幸せとは?」 カミサン「お金は少し足りないくらいだけど、あって、私がいてあなたがいることじゃ…

(うーむ、人間とは……) 「あなた、またどうでもいいようなことを考えてるんでしょ。早く食べないと伸びてしまうわよ。最後よ、これで」 (冷やし中華も伸びるのかな？) 「早く💢」 「はい」

「じゃあ、行ってくるぜ」 妻に一言いい残し 男は 昭和の薫り漂う渋い横顔を見せ 採血室に入って行くのであった。 (ベテランの看護師さんに当たればいいなあ) 今日は採血だー。

おお、冷房効いてるー。始発の相模線。 ドア脇に立ってる金髪で針金みたいなお兄さんと中学生みたいな女の子、抱き合ってる。 (若いっていいなあ) ドア閉めてくれないかなあ。熱気が入ってくるよ。 ありゃりゃ…

①カミサンが「ああいい湯だったー」と頭にバスタオル巻いてスッポンポンで出てきてクーラーの前に ②オナラを連続 「あらっ、また」 (一緒に暮らしてるこの女性は、かって私が愛した女性とは違う、誰かに違いな…

私=確率○分の○に何故か何度も遭遇する 山手線で 上京して二年目だったか、バイトに行くため日暮里駅から山手線に乗った。朝の満員電車、押されて座席に座ってる女性の足を踏む。 「すみません」 謝った相手が…